旅行で滞在する事と、嫁として暮すことの違い
タイトルから予想した印象と異なって、処々の事情で著者が中国のど田舎に"嫁いで"いたのは僅か3ヶ月ほどでした。しかもそのうちの2ヶ月は他の"街"に滞在しているので、ど田舎の嫁生活は結婚式を含めて正味1ヶ月ほどです。
だけど、その1ヶ月が面白かったです。
気候も含めた物質的な不便と、著者は北京語が堪能であるのに予想外に大きかった言葉の壁に起因した精神的な苦悩の両面攻撃を受けます。特に精神的な苦悩については、嫁として家族に十分に溶け込むことが出来ないというのはとても大きなストレスだったようです。これが旅行者だったら、例え周囲に受け入れられなくてもこれ程悩まなかったのではないかと、改めて国際結婚の難しさに思いを馳せました。
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